ハンドメイド商品の値段を付けるのって難しい。何となくで値段を付けちゃってるから損してないか心配…。簡単に原価計算できて、販売価格を決められる方法ってないのかな?
それなら、簡単に計算できる無料アプリがあります♪
パーツを選ぶだけで、原価が一発計算!おまけに、どの位の利益を得られるかも把握できるアプリです。
- 原価計算無料アプリの使い方
- 損をしない価格をつける方法
- 原価を見直して利益を倍にする方法
何となくでハンドメイド商品の価格を
決めている作家さんって
意外に多いもの。
売れる個数が、多くなってくると
「忙しいのに利益が少ない」
と悩む作家さんは以外に多いんです💦
そうならないためにも
無料の原価計算アプリを使って
納得できる利益を得られるように
販売価格を設定しましょう。
最初のパーツ登録は必須ですが
登録後からは、パーツを選ぶだけで
原価が自動計算されて便利です。
「面倒」「時間がない」といった方でも、よく使うパーツだけを初めに登録して使うこともできます。
それなら、今すぐ試したい方にもオススメですね!
原価計算アプリ「Fillet」
「Fillet」は元々シェフ(料理人)が
使っている無料アプリです。
※現在は有料版もありますが、無料の機能だけで十分に使えます。
実はこのアプリ、
ハンドメイド作家さんにピッタリ!
原価計算はもちろん!
利益率まで自動計算されて
損をしない販売価格を簡単に設定できる
優秀なアプリなんです。
特に、アクセサリーを作る作家さんはパーツの種類が多いですよね。「どこから買ったかな?」と分からなくなることもあるのでパーツの仕入れ先管理機能はとっても重宝します!
原価計算アプリの使い方
一気にパーツ登録が困難な場合は
よく使うパーツや
原価計算したい商品に使っている
パーツ登録からでもOKです!
アプリ内はシェフ用語ですが
- 成分→パーツ
- メニュー→商品
- ベンダー→仕入先
と置き換えると覚えやすいです。
アプリを起動し登録の準備
アプリを起動して
「すべての成分(パーツ)」のページが
表示されれば準備完了です。
ピンク丸枠で囲っている+をクリック
パーツの登録していきましょう。
注※アプリを初めて使う時は、パーツ内容の表示はされません。
パーツと仕入れ先の登録
- 「成分(パーツ)」のページが開いたら
①にパーツのアイテム名を入力
※今回はスワロフスキーと入力しました。 - ②のベンダー(仕入れ先)の追加を
クリックします。
- 「提供者(仕入れ先)を設定」が
表示されたら赤丸の+をクリック
注※アプリを初めて使う時は、提供者一覧は表示されません。
- 「追加」ウィンドウが表示されます。
③にサプライヤー(仕入れ先店名)を
入力して「保存」をクリック。
※今回はデコダリアと入力しました。
パーツ原価の入力
- 「価格を設定」の画面に切り替わります
- ④にパーツを購入した金額(税込み)+送料分込みで入力
- ⑤「量あたり」はパーツの入数を入力
マルカン10個入り100円の場合だと、「④に100と入力」「量あたりは10と入力」
「単位」はkgの文字部分をタップして、当てはまる単位を選択して下さい。
「〇個」などにしたい場合は、kgの文字をタップすると単位が選べる画面になります。その画面上部にある抽象的をタップすると色んな単位が出てきます。
価格・入数・単位などの入力が出来たら、画面右上の「完了」をタップ。
そうすると、下の画像の様にパーツ名・仕入れ先・パーツ金額・入数が表示されます。
ここまでの一通りの流れが、1アイテムのパーツを登録する手順です。
1アイテムのパーツを登録し終わったら「戻る」をタップして、アプリ起動時の最初画面に戻ります。この流れを繰り返して、よく使うパーツを登録して下さいね。パーツ以外にも、梱包費なども登録しておくと計算忘れが無く便利ですよ。
梱包費
1つの商品を梱包するおおよその費用を登録します。「定形外の場合は50円」「BOX発送の場合は100円」など発送状態別に分けて登録しておくと便利ですね。
私の場合、ハンドメイドは副業なので人件費は販売価格を決める時にプラスしています。詳しくは記事の後半で説明しています。
作品の原価計算する手順
パーツの登録が終わったら、
いよいよ商品の原価計算をして
販売価格を決めましょう。
登録画面を開く
「すべての成分(パーツ)」ページの下にある「メニュー」をクリックします。
「メニュー」ページが開いたら、上部にある+をクリック。
作品名を登録
「メニュー(作品)項目」の画面が表示されます。
- 新商品と文字が入っている所をタップして、作品名を入力
※今回はスワロフスキーブレスレットと入れてみました。 - 次に「要素の追加(使用したパーツ)」をタップします。
使用したパーツを選んで登録
- 「食材(使用したパーツ)を追加します」をタップ
パーツを追加
- 登録してあるパーツ一覧が表示されますので、作品に使ったパーツを全て選んでいきます。
※梱包費なども忘れずに登録してね
今回はスワロフスキーと丸ビーズとコードの3つのパーツを使った作品を例に説明します。まずは、スワロフスキーをタップして追加します。
パーツの数量を入力
- 数量を入力すると下の画像の様に1個あたりの原価が表示されます。
1つ目のパーツが追加されたら、また「要素の追加」をタップして作品に使用している全てのパーツを次々と追加していきます。
削除したいパーツを右から左にスワイプし「削除」の文字が出ますのでタップして削除して下さい。
作品の値段を決める
作品に使用したパーツを全て追加し終わると、下の画像のように自動で原価計算が表示されます。
そして、計算された原価を元に販売する値段を決めます。
作品原価は178円なので、これに自分で納得できる人件費(時間給)をプラスしています。
私の場合、この作品の作成時間は30分なので500円をプラスして678円となります。
そして梱包資材の15円をプラスしますが、キリよく700円という値段を付けてみました。
ハンドメイドを本業にした場合の例
- 材料費178円
- 人件費500円
- 梱包費15円
総額 693円
これに、お店に残す利益分もプラスします。
※仮に500円とした場合の総計は1193円なので1200円以上の金額ならOKです。
利益額と利益率を確認
アプリの価格部分に販売しようと思っている価格を入力すると利益額と利益率が計算されます。
今回、700円に設定してみたら、75%と良い結果になりました。
利益率が50%を下回るようであれば、ほとんど利益が出ていないレベルです。
最低でも70%の利益率がないと人件費分(時間給)は最低賃金以下になってしまいます。
今回は、あくまでも副業としてハンドメイド販売をしている私の場合で流れを紹介しました。
本業として販売する場合や趣味として販売する場合など、取り組み方によって計算方法は変わってきます。
本業(ハンドメイドで生計を立てる)の場合は、原価に人件費を含め、さらに価格を決める時にお店に残す利益も加算する必要があります。
稼ぎたいタイプ別に適正価格を決め方についての詳細は
こちらの「ハンドメイドの適正価格とは?価格や送料の決め方と変更のタイミング」で紹介中です。
2021.6現在は、パーツが若干値上がりしたので、現在の販売価格は1000円~1200円に変更しています。
適正な値段とは?
■販売価格について
一般的に、販売価格は原価の3~4倍が適正と言われています。
出典:ミンネより
ハンドメイドミンネでは原価の3~4倍が適正価格と書いてあります。
さっき求めた値段が適正かチェックしてみましょう!
値段700円÷原価178円=3.932(倍)
ちょうど適正の範囲になっているので大丈夫でした。
もっと利益額を多くする方法
これは、業界で俗に言う3掛けと同じことなんです。
今回、ハンドメイド作品の原価計算をしてみて適正な値段設定になっていましたか?
もし、適性価格になっていなかった場合
販売価格をこれ以上値上げすると相場より高くなってしまうという方は、下記の3つを見直しましょう。
- 時間の効率化
- 梱包費の仕入れ価格
- パーツなどの仕入れ価格
時間の効率化
1作品を作成から発送までどのくらいの時間をかけていますか?
作成時間は作品によって変化しますので、そこは別として問題は梱包などです。
中には、注文の度に梱包に必要なものを「購入」「印刷」「断裁」などをしている方もいらっしゃいます。
お礼用のお手紙・ショップカード・プチプチ(緩衝材)・包装紙 などなど必要なアイテムは、直ぐに詰められるように準備して効率化をはかりましょう。
また、注文お礼や発送メールもテンプレートを用意してコピペで対応すると、かなり時間を節約できます。
梱包費の仕入れ価格
発送の都度、必要な分を購入しているのでしたら、まとめて仕入れるよりも高くなっている場合が多いです。
100均と専門店でどのくらいの金額差があるのか比較してみました。
ざっと比較してみても分かる通り、3つのアイテムだけでも約30円~最大50円の差額がでます。
よく使う梱包資材は、まとめて購入する方が断然お得です。
OPP袋や封筒など、事務用品でおすすめのお店は、包装用品・店舗用品の総合通販サイト【シモジマオンラインショップ】
小物用ダンボールの専門店はアースダンボールさんがオススメです。
よく使う資材は、ある程度まとめて購入して少しでも原価を下げましょう。
パーツなどの仕入れ価格
通販ショップや専門店で販売されているパーツでも、中には卸屋さんから直に仕入れられる物も多数あります。
例えば、リーフデザインストーンチャームで比較してみると某専門ショップでは1個150円ですが、ネッシーの卸サイトでは64円と市場価格の半額以下です!
お店によって、資材費用を最高70%から50%減らすことができ、減った分の費用がそのまま自分の利益が増えることになります。
「原価500円」「販売価格1000円」利益500円の作品が、「原価250円」「販売価格1000円」になると利益750円と150円も増やすことが可能になるんです!
詳しい内容は過去記事で詳しく解説しています。
原価を市場の半額以下に抑えられたパーツ購入先は、1個から購入可能な卸屋サイトNETSEA(ネッシー)です。 また、残ってしまったパーツはメルカリなどで販売もしていますので一石二鳥!
私はこのサイトから、パーツがキレイで品質も優秀な優良サプライヤー店を「3店舗」見つけました!
その3店舗は、どんなところが良いのかをまとめた記事
「ネッシーでアクセサリーパーツを安く仕入れるには?一番に質がいいパーツ店はどこ?」で紹介中です。
無料会員登録で卸値を確認できるよ!
>>> NETSEA(ネッシー)公式サイト
まとめ
ハンドメイドの原価計算アプリ「Fillet」はいかがでしたでしょうか?
ハンドメイド販売を楽しく続けるためにも「自分が納得できる利益を残す」ことが大切です。
副業でハンドメイド作品を売る場合でも、作品の原価をキチンと把握して適性な値段で販売しなければ「忙しいのに利益が少ない」「実は赤字だった」という自体になりかねません。
ハンドメイドで生活することを考えているならば。「資材を調達する時間給や送料」「梱包にかかる時間」「道具・設備・文房具の経費」と細かい部分まで計算する必要があります。
お客様も自分自身もハッピーな適正価格を設定することが、ハンドメイド販売を続けていく上で大切なことです。
無料会員登録で1個から卸値で購入可能!
>>> NETSEA(ネッシー)公式サイトはこちら