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ハンドメイドアクセサリーでサビにくいメタルパーツってどんな素材?素材の特徴と違いを比較しました!

  • どんな素材のパーツがいい?
  • サビにくいパーツの素材はなに?
  • 変色しにくい良いパーツを安く買えるところは?

アクセサリー作成に使用するメタルパーツを「安いから」だけの理由で購入していませんか?

安くても良質なパーツなら良いのですが、安くて「サビびやすい」「変色しやすい」パーツを使った作品では、売上げを伸ばすことが難しくなってきます。

それぞれのメタルパーツ素材は「どうのような特徴があるのか」「変色の違いはどうなのか」「サビにくくするにはどうしたらいいか」を具体的に知って、購入者さんに喜ばれる作品作りをしましょう!

目次

各メタルパーツの特徴

アクセサリーで主に使うパーツ素材は4つです。

安価という理由でよく使われている金メッキと比較したメリットとデメリットも紹介します。

  • 真鍮
  • 通常メッキ
  • ゴールドプレート(KGP)
  • ゴールドフィルド(KGF)

真鍮

真鍮

真鍮は銅と亜鉛の合金で、私たちの日常で使っている5円玉にも使われています。

真鍮の特徴は、湿気や汗により経年変化を楽しめる素材なので、よく風化(経年変化)を楽しむ革製品やアクセサリーに使用。

デメリット
  • 汗などの水分で変色しやすい
  • かなり強い力を加えると曲がるとこがある
  • 他のメタルパーツと比べると、色味がハッキリと違う
メリット
  • 価格が安い
  • 風化による変色を楽しめる
  • パーツのデザインなどが豊富

通常メッキ

鉄や銅などに変色やサビを防ぐために、薄く金色をコーティングしたものです。

通常メッキの特徴は、コーティングの色により金の色味が豊富にあります。

安価で購入できますが、変色しやすくサビやすいのが難点。

通常メッキの場合、服や肌との摩擦により1か月程度でメッキがはがれサビはじめ、汗や水分が付着すると1週間くらいで変色してきます。

デメリット
  • 金属アレルギーを起こしやすい
  • 少しの衝撃や傷に弱くメッキが剝がれやすい
  • 土台金属の質が悪いと、黒ずみやサビるのが早い
メリット
  • 価格が安い

ゴールドプレート

通常メッキよりも丈夫に金をコーティングしたものです。

10KGP・14KGP・16KGP・18KGPなどの種類があり、数字が大きくなるにつれて金の含有量が増えます。

ゴールドプレートの特徴は、電気分解によってコーティングしてあり、通常メッキより輝きと変色に強いです。

土台の質にもよりますが、汗や摩擦などにより半年から1年程度で変色し始めます。

デメリット
  • 通常メッキより価格が少し高い
  • 土台の質により変色に差が出る
メリット
  • 変色しにくくサビにくい
  • 予算に合わせて気軽に買える
  • ピンクゴールドやロジウムカラーなど色が豊富

ゴールドフィルド

ゴールドフィルドはゴールドプレートよりも丈夫に金をコーティングしたものです。

ゴールドフィルドの特徴は、真空圧で金を圧着しているのでコーティングが強固で変色しにくく輝きが違います。

丁寧に手入れをしていれば、変色を抑え本物の金に近い輝きを長い間、楽しむことが可能です。

デメリット
  • お値段は高め
  • パーツの種類が少ない
メリット
  • 変色しにくい
  • アレルギーを起こしにくい
  • 本物の金の輝きを楽しめる

変色と価格の比較

変色とサビの比較

変色しにくい素材の順は、

ゴールドフィルド(KGF) >ゴールドプレート(KGP) >通常メッキ >真鍮

このような順番になりますが、真鍮はもともと経年変化を楽しむ素材です。

そこを配慮すれば、変色しやすくサビやすい素材は通常メッキになります。

価格の比較

価格が高い順は、

ゴールドフィルド(KGF) >真鍮 >ゴールドプレート(KGP) >通常メッキ

表にまとめたもので見てみましょう。

素材変色価格カニカン1個の価格
真鍮経年変化を楽しむため比較対象外53円
通常メッキ×6円
ゴールドプレート(KGP)33円
ゴールドフィルド(KGF)×392円
10mmのカニカンパーツで比較

このように、変色やサビにくい安価な素材はゴールドプレート(KGP)です。

通常メッキとKGP 変色の比較

通常メッキとゴールドプレート(KGP)をピアスで半年間使用して実験してみました。

ゴールドプレート(KGP)のハートパーツは手入れ無しでも輝きは通常メッキよりも残っていますが、合金通常メッキのフックピアスは輝きは無く変色しています。

パーツ未使用
左上はメッキ他未使用のパーツは16KGP
パーツ半年間利用
16KGP手入れなしで半年間利用のパーツ

通常メッキと樹脂パーツ 変色の比較

次は、実際に通常メッキとゴールドプレート(KGP)をブレスレットで半年間使用して実験してみました。

メッキと樹脂パーツの変色の比較

通常メッキを手入れなしで半年間使用したパーツと未使用パーツの写真です。

リングパーツは少し黒ずんで輝きはほんの少しだけ残っている状態になりました。

しかし、貴和製作所さんの通常メッキのパーツは土台が真鍮のため、黒ずみも輝きもほんの少し無くなった程度でした。

初心者さん

変色を防ぐ良い方法などはありますか?

こっこ

アクセサリー用途にもよりますが、レジン液でコーティングすると変色を防ぐことが可能です。

レジン液は人によってアレルギーを起こす場合があるので、肌に直接触れない部分に使用して下さいね。

まとめ

パーツの素材によって価格も変色の仕方も様々です。

価格も変色も平均的に良い素材はゴールドプレート(KGP)でしたが、用途に合わせて上手くパーツを利用して下さいね。

ゴールドプレート(KGP)やゴールドフィルド(KGF)を使用したアクセサリーなどは、販売価格が高くても売れています。

購入者さんはデザインだけでは無く品質と価格が釣り合っているかどうかも比較しているのです。

良質なK16GPパーツを卸値で購入できるお店L&AcorporationがNETSEA(ネッシー)にあります。

良かったら、参考までに読んでみて下さいね。

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