ハンドメイドを売るためにキレイな写真を撮ることも大事ですが、キレイな写真=商品が売れるとは言えません。

ハンドメイドの写真がキレイなだけでは、なぜ売れないのですか?



キレイな写真でも魅力が伝わらなければ、お客様に気づいてもらうチャンスを逃すと同時に販売のチャンスまで逃してしまうからです。



魅力が伝わる写真は、どう撮影すればいいのですか?



初心者さんでも簡単に撮れる魅力が伝わる写真の5つの撮影方法とコツを紹介しますね!販売チャンスを逃さないためにも撮影のコツをつかんでくださいね!
- 魅力が伝わる写真撮影方法がわかる
- 初心者でも簡単に撮影できるコツがわかる
- スマホで一眼レフ並みの写真を撮る方法がわかる
魅力が伝わる写真撮影5つのコツ


- 構図を考える
- 写真を引き算撮影する
- AE/AFロック機能を活用する
- 補正機能で簡単に写真上手になる
- タッチフォーカス機能で写真が激変する
構図を考える
初心者でも簡単に「いい感じ」の撮影ができる基本的な構図は3つです。
グリットの線上や交点上に被写体(撮りたい商品)を重ねて撮影すると簡単にバランスがとれた写真になります。


それぞれ3つの構図の商品配置方法やコツを15枚の写真を使って詳しく解説いたします!
初めにスマホカメラのグリッド機能が有効になっているか確認しましょう。





iPhoneの場合は、次の方法で設定して下さいね
①「設定」を開いて「カメラ」をタップします。
②「グリッド」の項目をオンにします。
これで、カメラを起動するとグリッド線が常に表示されるようになります。
三分割法
縦と横の線が交差するポイント(写真の緑丸部分)のどこかに商品を配置する構図です。
写真のバランスで悩んでいる初心者さんは、三分割法のコツをつかむだけでも写真の雰囲気がグッと良くなります。


三分割法の撮影方法
被写体(撮りたい商品)を交点に合わせて撮影します。







構図で見た目がどれだけ違うのか、比較してみましょう!




被写体(撮りたい商品)の配置を少し変えることでバランスのとれた「いい感じ」の雰囲気が表現できました!
日の丸構図


日の丸のように真ん中に商品を配置する構図です。
安定感のある写真になり、アイテムによっては真上から撮影したり、背景にボケ感を出すとオシャレな写真になります。
日の丸構図の撮影例







構図で見た目がどれだけ違うのか、比較してみましょう!




日の丸構図で撮影すると、料理の配置・ボリューム感がひと目でわかりオシャレな雰囲気も表現できました!
対角構図
斜めに撮影することで写真に奥行・躍動感・動きを表現できる構図です。小物を配置したり長さのある商品撮影に向いています。


対角構図の撮影例
対角構図の撮影例







構図で見た目がどれだけ違うのか、比較してみましょう!




対角構図を意識することで、写真に奥行きが出てネックレストップの立体感まで強調できる写真になりました!



基本の構図3つのコツを知ると知らないとでは写真の雰囲気が全然ちがいますね!



基本の構図はグリッドに合わせて撮影するだけなので、簡単にすぐ撮影に活かせますね。
撮影の構図に迷ったら、いろんな構図とアングル(方向)で撮影して商品の魅力が一番輝いてると感じた写真を選ぶとよいです。
写真を引き算撮影する


商品を引き立たせ伝えたいことが明確に表現できるテクニックが引き算撮影です。
撮影方法には2種類ありコツをつかめば、写真で伝えたいことが強調された素敵な写真が初心者でも簡単に撮れます。
写真の比較
引き算撮影をする場合は、被写体(商品)の周りにある物を強調したくない時に活用します。
2つのコツで撮影した写真3枚を使って分かりやすく比較しました!
引き算していない写真


引き算されていない写真は被写体(料理)以外の情報も視野に入ってくるため、伝えたい内容がわかりにくく印象深さに欠ける写真になります。
背景を見切って引き算した写真
必要のない部分を見切って伝えたいことを1つに絞った撮影方法です。


料理が引き立つ写真となりインパクトある印象深い写真になります。
背景をボカして引き算した写真
背景をボカして料理以外の情報もぼんやりとわかる、ストーリー性や興味を持たせる撮影方法です。


写真をみる人の中には「どこのカフェかな?」「休日のランチかな?」など料理以外のことも想像させる写真になります。



背景をスッキリさせたり、伝えたいことを1つに絞ると写真の印象がグッと力強くなりますね!
AE/AFロック機能を活用する
iPhoneには焦点(AF)を固定し、明るさ(AE)を調節して撮影できる機能があります。
ピント合わせと明るさ調節をしたい時に便利な機能です。
AE/AFロック機能の使い方と比較
スマホ画面を長押しでピントをロックし、お日様マークを上にスライドさせ撮影します。


写真の比較
違いを分かりやすくするため夜、蛍光灯の光で撮影しました。


- ・もっさりしている
- ・黄色みが強い
- ・画質が粗い


- ・シャープな感じ
- ・実際の色味に近い
- ・画質がクリア
AE/AFロック機能を使うだけで写真の仕上がりにこれだけの差がつきます。
写真が「黄色味がかったり」「グレーがかったり」「クリアじゃない」と思っている人は、この撮影方法を試してみて下さいね。
補正機能で簡単に写真上手になる
スマホの補正機能を使えば、ワンタッチで写真を違和感なくキレイに仕上げてくれます。
自動補正の方法
①アルバムから編集したい写真を開き右上の「編集」をタップします。
②ブラシの様なマーク(自動補正)をタップします。必要に応じて、下のメモリみたいなバーを動かして更に調整可能です。
露出補正の方法
①±のマーク(露出補正)をタップし、下のメモリバーを動かして調整します。
写真の比較


写真を見比べてみると自動補正だけでも十分キレイな写真に仕上がってますね。
補正しすぎると「写真と商品の色味が違う」「質感が違う」などのクレームの対象になり兼ねません。
感覚が慣れないうちは自動補正のみで十分です。やむを得ない時だけ露出補正を追加で使うと良いでしょう。
タッチフォーカス機能で写真が激変する
タッチフォーカスはカメラ画面のタッチした部分の明るさによって明るさを自動調整してくれる機能です。
何となく写真が暗いと感じた時にワンタッチで使えます。
タッチフォーカスの操作方法
「黒い部分」をタッチするとスマホは「暗いから明るくしよう」と自動で調整し被写体を明るくクッキリさせてくれます。


実際に撮影した写真





スマホカメラの性能が良くなってきてるので、タッチフォーカスだけの操作で色合いキレイな写真撮影ができます。
雰囲気をガラリと変える撮影方法
「明るい部分」をタッチすると「明るいから少し暗くしよう」と自動調整されます。さらに露出を下げる(暗く調整する)と雰囲気を変えた写真が撮影できます。


実際に撮影した写真





革の質感に重みが出て味のある写真になりますね。
さらに補正を加えてみた写真


スマホの機能を使うことにより商品の魅力を色々なイメージで撮影することができます。
色んな写真をブログやSNSなどに活用し「見る人の目を楽しませ」「興味を引かせ」購入へと導かせることもできますね。
お客様を獲得している2つの作戦


私が実践して毎月新規のお客様を獲得している2つの作戦です。
お客様の心理を利用して商品に気づいてもらう方法とコツを紹介します。
新しい写真を加える
例えば「老舗店○○の商品がオシャレなパッケージに変更したら飛ぶように売れた」というニュースを聞いたことはありませんか?
ハンドメイド販売写真の1枚目は商品パッケージと同様です。
パッケージは、いちばん先に見る部分なので商品写真の1枚目を定期的に新しい写真に変えて「お客様に気づいてもらう作戦」をしています。
私自身、販売開始から半年以上経った商品は1か月間で1個売れるかどうかでした。
「商品に魅力がないのかな」と思いながらも、新しい写真を1枚目に追加したところ販売数が4倍になったのです!
さらに新しい着用イメージ写真を加えた商品は販売数を5倍にまで伸ばしています!



新しい写真を加えることでお客様が気づきやすくなったのですね。



売れないと諦める前に、お客様を気づかせる工夫も大事なんです。
写真順の入れ替え
ヘアースタイルや洋服の好みが変わると今まで気に留めなかった色やデザインが欲しくなって商品を検索することありますよね?


私が体験した出来事ですが、ロングからショートヘアーに変えたのでショートに合うピアスを検索した時です。
目に留まった商品ページを見た時、商品写真の3枚目に見覚えのある写真がありました。
その作家さんは写真の入れ替えをしていたため、新しくなった1枚目の商品写真が気になり私はアクセスしたのです。
写真の入れ替えをしていなかったら、私はアクセスしていなかったかもしれません。



1枚目の写真を変えることによって再び検索したお客様が新たに気づいてくれる(目に留まる)可能性が高くなると感じました!
1枚目の写真を登録時から変えてない人は要注意です!
お客様に見つけてもらうチャンスを逃すということは商品へのアクセスも無いということ。
写真を入れ替える必要性に気づいてから、こまめに写真順の入れ替えをして「お客様に気づいてもらうチャンスを増やす」2つめの作戦です。
写真の入れ替えをして宣伝(TwitterやInstagramなど)をするようになってからアクセス数が安定、または増えることによって毎月新規のお客様を獲得できているコツになります。
まとめ
キレイな写真を撮ることも大事ですが、ハンドメイドを売るためには魅力を伝える写真撮影をすることも重要です。
- 構図を考える
- 写真を引き算撮影する
- AE/AFロック機能を活用する
- 補正機能で簡単に写真上手になる
- タッチフォーカス機能で写真が激変する
魅力が伝わる写真撮影方法5つのコツにアクションを加え、お客様に気づいてもらうチャンスと販売のチャンスが増やしましょう!
そして、毎月新規のお客様を獲得している2つの作戦で収入を安定させることが可能です!
顧客数が増えてくると宣伝も今までの1/4程度の作業時間でも収入を安定させることが容易になってきます。