- 写真に物影が写ってしまう
- 写真をプロっぽく撮りたい
- アップで撮影したいけどボケる
- ハンドメイド作品の色合いが忠実に撮れない
- 時間に左右されずにキレイな写真を撮りたい

このような悩みに作家歴6年、毎月5桁稼ぐ現役作家が答えます。
曇り空や夜に、ハンドメイド作品をキレイに撮影するって難しいですよね?
私も撮影BOXを買って使ってみたり、アプリ加工してみたりと写真をキレイに見せるために四苦八苦してました。
今回紹介する撮影方法は、曇りや夜でも写真をキレイに撮影できる方法です!!
時間や天気に左右されず都合の良い時に撮影できます。
しかも、アプリなどでの色調整や明るさ調整はほとんど不要。
曇りや夜でもハンドメイド作品をキレイに撮影したい!と悩んでいる方の手助けになれば嬉しいです。
夜撮影した過去の写真比較
今までの夜撮影では、どんな所がダメだったかを説明しながら比較していきます。



作家デビュー当時の写真から順番に説明しますね。
卓上ライトを使用した写真
作家駆け出しの頃は撮影に関して無知だったため、とにかく明るくしようと必死。
そのため、卓上ライトを作品に直接あてて撮影していた写真がこちらです。


- 背景が暗い
- 作品の影が濃い
- 色合いがくすんでいる
- 作品に蛍光灯の光を直に当てていた
- 光沢のあるテーブルで撮影していた
- 蛍光灯と卓上スタンドの波長(色合い)が違う



この様な原因で残念な写真になっていた事がわかり、次は撮影BOXを購入しました。
撮影BOXで撮影した写真
ネット上の口コミで撮影BOXが良いと書いてあったので、試しに購入。
実際の見た目は背景が真っ白で「よし!これならいける!」と思ったのですが、加工や明るさ調整をしないで撮影すると、背景が薄っすらとグレーになってしまいました。
一番最初の写真よりは、作品の色合いが実際の色味に近づいて「ちょっとマシかな?」っていう程度です。


- 背景がグレー
- 作品の影が濃い
- 作品がモッサリしている



そこで、スマホの明るさ調整機能で明るさをあげて撮影し色調整をしてみました。


- 実際の色味とだいぶ違う
- 作品の影がより目立ってしまう
- パーツの部分だけがキラキラしている
- 光が強い
- 色味補正のしすぎ
- 明るさ調整のしすぎ
全体的に明るくなったけど、パーツ金具や紐の色が実際の色味とだいぶ変わってしまいました。
色味補正をし過ぎると、実際の作品と色味が異なった写真になってしまいます。



ほんと、色調整は難しいですよね。
現在の写真
曇りの日や夜の撮影を試行錯誤した結果、ここまで写真を改善することができました!
パーツの色味も実際に見る色と、ほとんど変わりません。
明る過ぎず暗すぎない、優しい雰囲気の写真に満足です。


私の場合、キレイに撮影できなかった原因は「光の色」と「光の強さ」だったのです。



この撮影方法は身近に売っている物やお家にある物でキレイに撮影することができますので、撮影に必要な道具と撮影方法を紹介しますね!
撮影に必要な道具
小物であれば30cmから40cm四方のスペースで撮影可能です。
また、バックや大き目の物でも模造紙くらいのスペースがあれば大丈夫なので、撮影スペースに困っている方にもおすすめ!
- 半紙
- 白い背景紙
- どっちもクリップ
- 卓上ライト(昼白色)
半紙
100円ショップで売っている普通の半紙でOKです。
厚い半紙やコピー用紙は光調整しにくいので、できれば普通の厚さの半紙がおすすめ。
白い背景紙
白い背景紙だと光が均等に反射して写真が撮りやすいため、おすすめです。
私は100円ショップの模造紙を使いました。
濃い色の背景紙は光を吸収するため、明るさ調整をするかレフ版が必要です。
どっちもクリップ
ヤザワコーポレーション どっちもクリップ 強力タイプ CLW-3写真のように両方がクリップ式になっているもので、スマホを固定するために使います。



両方がクリップになっているため、角度や高さを自由自在に変えられて使用する場所を選ばず、便利に使えます。







脚が短い三脚も使いましたが、真上や低い位置からの撮影は高さ調整に限界がありスマホを固定出来なかったので不便でした。
卓上ライト
コンセントタイプのクリップライト(ニトリで買いました)を使っています。卓上ライトでも代用できます。
但し、暖色系(オレンジっぽい光)のライトは写真が黄色くなってしまうため、昼白色に交換して下さいね。
セッティング方法
部屋の蛍光灯は消して室内を暗くし、背景紙・卓上ライトをセッティングします。
周りが暗いと光が安定するそうです。


背景紙の後ろに、支えとなる板を置いてクリップで固定しています。


スマホ本体やカバーの色が黒や白以外の場合、作品のパーツに色味が映ることがあります。
その場合は白や黒のスマホカバーを使うと色映りを防げますよ。


撮影方法
ライトが直接当たらないように半紙(2枚重ね)で光を和らげます。
半紙をライトから遠ざけたり近づけたりして、作品がキレイに写る場所を探してね。




スマホに写っている作品が、丁度よい明るさになったことろでシャッターをきります。



この方法で実際に撮った写真がこちらです!


以前の撮影方法では、実際の色味を忠実に撮影することが難しかったのですが、
今回の撮影方法は、実際に目で見た感じに近い色合いに撮れました!
写真をプロっぽく撮影する方法
背景をぼかしたり、アップの写真をプロっぽくスマホで撮影するには、ある程度大きい空間が必要になります。
アップの写真は、スマホを作品に近すぎるとピントがなかなか合いません。
遠目に撮影した写真を切り抜いて作品をアップすることもできますが、写真全体がボケやすいので注意しましょう。



そこで私は、より作品の細かい部分まで忠実に見せたかったため、誰でも簡単にプロっぽい撮影ができるマクロレンズを購入しました!
使用しているマクロレンズ


こちらはマクロレンズと広角レンズがセットになっています。



別々に購入すると高くつきますので、セットのレンズを購入しました。
通常、小物はマクロレンズを使って撮影しますが、広角レンズも持っておくと大きめの物を撮影する時、小さなスペースで済むので便利ですよ♪
iPhone・androidどちらでも使用OKです!


説明書とレンズを拭く布も付属しています。


縦約10cm×横約15cmくらいとコンパクトで、持ち運びに便利なケース入りです。
写真の比較
実際に、同じ角度・位置(距離)・光加減で撮影して比較しました。
撮影環境が同じなのにマクロレンズがある無しで、ハッキリこれだけの差がでます。
- 背景が自然にボケる
- 明るさが優しくなる
- 強調したい部分が鮮明に写る



作品の細かい部分まで見せる事により、お客様が作品を手に取って見たかのように作品をアピールすることが可能です。
楽天で5,000円程で販売されていますが、2021.6.5日現時点ではAmazonのほうが2,880円と断然安いです!


【マクロレンズ】15倍HDのマクロレンズで、高品質な接写機能がスマホで手軽に実現します。最短撮影距離は3~4cmで、スマホを顕微鏡に変身させて、繊維、指紋、毛穴など微細なものが簡単に撮れる優れものです。Webでよく見かけた草花や雫などをクローズアップしたセンスあふれる写真も、簡単に撮影可能。
楽天がいいって方はこちら!


【マクロレンズ】15倍HDのマクロレンズで、高品質な接写機能がスマホで手軽に実現します。最短撮影距離は3~4cmで、スマホを顕微鏡に変身させて、繊維、指紋、毛穴など微細なものが簡単に撮れる優れものです。Webでよく見かけた草花や雫などをクローズアップしたセンスあふれる写真も、簡単に撮影可能。



検索して購入する場合は、マクロレンズと広角レンズなど種類がありまので、気を付けてね!上のボタンから商品を見ると間違わないですよ♪
まとめ
自然光での写真はキレイに撮影できるのは分かっているのですが、お仕事や家事の都合によって撮影が厳しい時ってありますよね?
作品を作って早く販売したい!
時間を無駄にせず、好きな時に撮影したい!
そんな思いから、この撮影方法にやっとたどり着けました。
時間や天気に左右されず、曇りや夜でも日中に撮影したかの様にキレイに撮影できる方法です。
同じように困っている方がいるのでは?と思い記事にしてみました。
少しでも参考になれば嬉しいです。



写真をもっと魅力的にしたい方は、関連記事の「ハンドメイド商品の魅力が伝わる写真撮影5つのコツ」にある構図を考えるを参考にしてみて下さいね。

